TALKDELIC


「アマオト」

広く淋しい 大地のうえに
たくさんの音を聴いた
大地に落ち 大地を削りながら
それは流れていった

削られたのは 音の振動のせい
大地はたくさんの悲しい音に浸食されて
そしていつか 壊れてしまう

浴びた雨に 私の存在を問いかけて
あとはただただ 黒い空の美しさをみつめる

すべてを洗い流してと願う
それでも落ちない 血と金属の匂い
私はそこから何度も逃げ出そうとした
正しいかどうかは わからないままに

雨上がりを歩くと 直前までの雨音のように
無数の疑念が私の頭に響いてきた
どこかに雨宿りしたかった、たくさんの雨から
削れる前に、どこか探すべきだった

雲間の光は決して光明ではなく
安堵という言葉は遠いまま
私は心を黒く磨ぎ澄まして 歩き続けた

やがて照らす宇宙の光 闇の波につつまれて

 

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